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地図にない村から
昨夜の試写会「炎のジプシー・ブラス」を観た。

冒頭、ひとりの少年が凍り付いた湖の割れ目から楽器・ホルンを拾い上げる。ここから1時間38分のドキュメンタリーが始まった。ルーマニアの地図にも載っていない、たった400人しかいない小さな村、ゼチェ・ジプラーニ。そこでジプシー・ブラス「ファンファーレ・チォカリーア」のメンバーたちが暮らしている。そのメンバーはオヤジたちばかり。このオヤジがかっこいいのだ。なぜ? それは奏でる世界最速のジプシー・ブラスに、ジプシーの歴史と誇りと情熱が溢れているから。

10人のブラスと2人のパーカッション。彼らはやがて世界をジプシー・ブラスで旅をする。1998年には34か国・4大陸ツアーを敢行。映画では2000年の初来日の模様も紹介されている。その旅のきっかけとなり彼らを発見したのはひとりのドイツ人青年、ヘンリー・エルンストだった。それは1996年、放浪の旅の途中のことだった。やがてヘンリーは「ファンファーレ・チォカリーア」のマネージャーとして世界を一緒にまわる。

社会主義の崩壊を経ながら経済的に苦しい生活を強いられていた「ファンファーレ・チォカリーア」のメンバーはこの楽旅で小さいながらも家を建てることができた。ジプシーのためだけの教会をやっと建てることができた。それはささやかだった。その彼らは言う。「建てるために仕事が生まれて、その仕事をする人たちにもお金がまわっていくんだ」と。彼らジプシーの音楽にまっしぐらな情熱あふれる生き様。いま彼らから学ぶこと、感じることは類例なくとても貴重だ。それは多くの人の魂に迫り来るものだ。

昨夜、僕はまたひとついい出会いにめぐまれた。ひとり映画館を後に帰路につく間、ほんのちょっとだけどこれからの人生を考えたりもしてみた。彼らにもう一度会える。次の出会いはステージで。8月24日、広島クラブクアトロ。スクリーンではシネツイン、9月4日公開だ。ぜひ彼らに会っていただきたい。彼らを感じてほしい。あなたの知らない、まだ気づいていない、何かが生まれると思うから。
| Cinema | 23:58 | comments(4) | trackbacks(0) |
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